ジュニアサッカージャッジ リプレイ#31

 概要:ゴールキックの蹴り直し

 

>8月25日に6年生(U-12)の審判をしました。

 

引き続き、この日の審判について。

1試合目の中盤にゴールキーパーが躓きそうになって、ボールに2回触ってしまいました。

幸い、2か月ほど前に同じ状況があってミスっていたので(6年生とはいってもまだ子供なんで躓いてしまうんですよね)、今回は自信を持って「蹴り直し」を指示しました。

ただし、2019/20のルールになると、蹴った瞬間にインプレーになるんで、超至近距離からの間接フリーキックになってしまうんですよね。

ゴールキーパーは躓いたりしないでちゃんと蹴らないと痛い目にあいますよね。 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#22 - 渦の中で

 

ゴールキックに関する大きな変更点

旧: ボールは、ペナルティーエリア外に出たときにインプレーとなる。

新: ボールは、蹴られて明らかに動いたときにインプレーとなる。

 

旧ルールならペナルティエリアの外に出なければインプレーでないので、キッカーが2回触っても、インプレー前なんで蹴り直し。

新ルールなら蹴った瞬間(動いた時)にインプレーなんで、2回連続で触れば反則。

ジュニアの場合いつの時点で新ルールを採用するのか確認しないといけませんけど、指導者もちゃんと選手に教えておいてほしいですね。

ちなみに私の甥っ子が通っている高校のサッカー部はルール改正があった場合にちゃんと変更点の説明があるみたいです。中学校とかジュニアはどうなんでしょうね?

 

 競技規則(2019/20) 第16条 ゴールキック(一部抜粋)

ゴールキックは、グラウンド上または空中にかかわらず、最後に攻撃側競技者が触れたボールの全体がゴールラインを越え、得点とならなかったときに与えられる。
相手チームのゴールに対する限り、ゴールキックから直接得点することができる。キッカーのゴールに直接入った場合、相手競技者にコーナーキックを与える。
1. 進め方
・ ボールは静止していなければならず、ゴールエリア内の任意の地点から守備側チームの競技者によってけられる。
・ ボールは、けられて明らかに動いたときにインプレーとなる。

・ 相手競技者は、ボールがインプレーになるまで、ペナルティーエリアの外にいる。
2. 反則と罰則
ボールがインプレーになって、他の競技者が触れる前にキッカーがボールに再び触れた場合、間接フリーキックが与えられる。キッカーがハンドの反則を犯した場合:
直接フリーキックが与えられる。
・ 反則がキッカーのペナルティーエリアの中で起きた場合、ペナルティーキックが与えられる。キッカーがゴールキーパーの場合、間接フリーキックが与えられる。