ジュニアサッカージャッジ リプレイ#18

概要「審判(審判のジャッジ)を尊重して欲しいよね」

 

>息子のサッカーで10連休後半の3日間で行われた大会がありました。
>3日間で7試合の審判(1試合は前後半通して、残りの6試合は前後半どちらか)を行いました。
>その中で色々と書きたいことがあったのでいくつか取り上げていきます。

 

10連休後半の3日間であった大会のことを書くといいながら1つしか書いてませんけど、昨日(5月12日)の公式戦(地域のリーグ戦)で思うことがあったのでそちらを先に。

 

息子が所属しているチームのU-11の地域リーグ前期が結構佳境に入ってきてます。そんな中、日曜日の第一試合を私が主審しました。

対戦する2チームのうちの1つのチーム(Aとします)がよく言えば狡猾・ずるがしこい、悪く言えば汚いチーム。審判の力量をみて、審判がファウルを取らない(取れない)とみるとやりたい放題やるので油断ができません。

大方の予想では、そのチーム(A)の方が勝つんだろうと思ってましたが、もう1つのチーム(Bとします)が頑張って、0-0の緊迫した試合。しかも、Bチームの方もがっちりと引いているわけではなく、お互い果敢に攻め合ってとてもいい試合でした。それだけに審判はまったく気の抜ける場面がありません。

ファウルは厳し目に取ることで荒れないようにコントロール出来たかと思いますし、何回かあったハンドもある程度きちんと取れたと思いますけど、タッチライン際(スローインかどうか)はあまりちゃんと取れなかったかなと反省しております。

 

それで、試合の終盤にBのチームがベンチ側のタッチライン際をドリブルしていた時に、私が笛を吹いてスローインの判定した時に、Bチームの若いコーチから「どこが出てんねん!」的な割と汚いヤジを受けました。

選手の声はよく聞こえますが、ベンチや応援のヤジは「何となくこんな事言っているな」程度にしかわからないことが多いのですが(プレーに集中しているので)、たまに、プレーが途切れたタイミングでヤジがあったりするとものすごくクリアに聞こえる事があります。今回はタッチラインから出たという事でプレーを止めた際に怒鳴っていたのでかなりクリアに聞こえました。

 

別に私のジャッジの方が正しいというつもりはありません。多分間違っていたんだと思います。ベンチ側(しかもそのチームの目の前)なんで、そちらの方が出てるかどうかちゃんとわかるのは当然です。

 

 でも、そもそも8人制でコートが狭いとはいえ、1人の審判で全ての事象をジャッジすることはかなり困難な事です。もちろんこっちもやるからには絶対誤審がないように(特に試合の勝ち負けに関わるような)と思って努力しますけど、やる側(選手)やみる側(ベンチ・保護者)も「リスペクト」なんて薄っぺらい言葉じゃなくてもう少し審判(審判のジャッジ)を尊重してくれないとやってられないですよね。

 

私なんかは誰かに文句言われたり怒られてもあまり気にしない方なのでいいんですよ。でも、子供やチームのために、本当はやりたくもない審判を頑張ってやろうとしているすごく優しいけど少し気が弱い保護者だったりしたら、ベンチから大声で文句を言われたりしたら「やっぱり無理です」ってなってしまいますよね。

 

京都でいうと協会やサッカー少年団連盟として審判に対する文句は言わさないように努力しているみたいで、ヤジも昔よりは随分減ってきて、ましになってきたみたいです。明らかなミスジャッジであっても文句を言わないようにされている(態度をみていると、頑張って言わないように我慢されている)チーム・コーチもいますけど、まだまだ結構文句言っているチームもあります。

 

サッカーも野球も審判のなり手がどんどん減っている中で、たとえ消極的な理由からでもせっかく審判しようと思って頑張っている方が、少しでも「審判も結構楽しい、やってよかった」と思って活動してもらえるように、チーム・保護者・選手が「審判がいるから試合が出来る」ことに感謝してくれたらなと思います。

 

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