Jリーグジャッジ リプレイ 2019 #1-2

今回のテーマ:「奈良判定

①Jリーグ 第1節 川崎F VS FC東京 89分

川崎Fの奈良選手のファウル(危険なプレー)がカードではないか」

 

②Jリーグ 第1節 川崎F VS FC東京 79分

「奈良選手の殺人タックルがイエローかレッドか」

①のプレーでFC東京の選手が猛抗議する原因でもあるプレー 

 

①について

詳細:FC東京が自陣ゴール前からのロングカウンター。自陣からキックされたロングボールをFC東京のナ・サンホ選手と川崎の奈良選手が並走しながら競り合う。奈良選手が大きく足を蹴り上げてボールをクリア。ボールを蹴り出した後の足がナ・サンホ選手の顔に当たって、ナ・サンホ選手はうずくまる。

ファウルにはなるもののノーカード。FC東京の選手は危険なプレーという事で猛抗議。

 

原さん:

 「ナ・サンホが危ないと思って引いたから良かったけど、自分や岡崎みたいなタイプなら頭を前に出てボールを取りに行くからもっと大変な事になったかもしれない。あそこまで足を上げるのはどうかと思う」と結構熱く自論を語ってました。

選手としての立場からして(特に勇気を持って果敢にチャレンジするタイプだったから)、あれがノーカードというのは許せないという気持ちがすごく感じ取れました。

 

上川さん:

ボールに対してそれぞれ平行して走っていて、奈良選手が先にボールに触れようとして足を出したのであって、ボールを蹴り出した後の足が顔に当たってファウルにはなったけれども、カードを出すほど危険なプレーではないという見解。

ただし、その意見に対して珍しく原さんが少し反論していました。いつもは審判である上川さんの意見を尊重するような態度でしたけど(たまに自分の意見と違う場合があっても)、今回は上川さんの意見に対して反論したくなるほど不満だったんでしょうね。

カードを出したら2枚目のイエローという事で「明らかに・・・」というプレーでなければ審判は慎重になるという事も言われていましたけど。

 

私も上川さんの意見はおかしいんじゃないかとと思いました(それこそ奈良判定なんじゃないのかと)。並行していたとはいえ、かなり高い位置まで足を振り上げていて(しかも結構な勢いで)、競り合っているのがわかっている中で(相手選手がいるのを認識した上で)あれだけ足を上げるのは危険すぎると思います。

 

 それで、①のプレーでFC東京の選手が猛抗議した原因となったのが、その前に起こった②のプレーです。

 

②について

詳細:ディエゴ・オリベイラ選手が左サイドから中央にドリブル。カットインというドリブルではなく、真横に移動するようなドリブル。それで、中央より少し左、ゴールまで30mくらいの距離の所で奈良選手がかなりの勢いで飛びながら両足でタックル。

ボールに触れた後にディエゴ・オリベイラ選手の立ち足(左足)を挟んでひねるような

 形で非常に危険なタックル。主審のジャッジはイエローカード

 

上川さん:

両足で飛ぶようにタックルしていて非常に危険なプレー。カードの対象になるのは間違いない。イエローでもレッドでもどちらでもおかしくない(中間のオレンジカード)プレーという見解。

 

原さん:

レッドが妥当という意見。ディエゴ・オリベイラ選手が踏ん張らずに倒れたから大事に至らなかったけど、もし踏ん張っていたら間違いなく骨折していたというプレー。

このプレーをやったら(レッドを出さなかったら)、間違いなく試合が荒れるというプレーという意見。お互いの体をぶつけあうような激しいプレーはいいけど、汚いプレーはいけないというような意見でした。

 

このタックルは何回みても非常に危ないと思うプレーで、選手を守るという意味でもこのプレーは1発レッドにすべきなんじゃないでしょうかね。

 

今回の上川さんの見解については(特に①については)、ちょっと賛成できませんでしたね。今までの放送で審判の間違ったジャッジははっきり「審判が間違っている」と仰っていたので、何かに忖度した訳ではないんでしょうけど、今回はちょっとおかしいんじゃないですかね。原さんも反論しておられましたし。

まさか「Jリーグジャッジリプレイ」でも奈良判定があったということはないとは思いますけど。 

 

m.youtube.com