忖度せずに

今日の教訓:「出さずに後悔より出して後悔」

 

日曜日の公式戦でイエローカードを出しました。

 

公式戦で主審をしたんですけど、両チームともに4年生らしい素直な感じで、ラフプレーとか審判の目をごまかそうというようなプレーは全くなく、好感が持てたんですけど、一つのチームがリスタート(スローインゴールキック)がとにかく遅い。スローインでどこに出そうか迷ったり、ゴールキックの場合、キック力に自信がないからなんでしょうけど、どこに蹴ろうか迷ったりでとにかく時間がかかってました。

通常だと、1回目「リスタートは早くしよう」、2回目「あんまり遅いとカード出すよ」と言ったりするんですけど、今回は2回ほど「リスタートは早くしよう」は言ったんですけど「カード出すよ」という「警告の警告」はしてませんでした。

 

それで、終了1分前にゴールキーパーが手でボールを保持。で、また迷って迷ってボールを蹴らない。私が口で数えて15秒。やっと蹴る動作に入ったと思ったら途中でストップ。さすがに我慢できずに笛を吹いて遅延行為でイエローカードを提示。グラウンド全体がざわつきました。

試合終了後に、カードを出したチームの監督に「カード出しました」っていったらものすごく冷たい態度で、「事前にちゃんと注意して欲しかった」「ジュニアの4年生でああいうのはどうかと思う」って言われました。

 

おそらくジュニアであのカードは普通でいったら厳しい処分なんだろうなとは思います。ただ、私の中でカードをどう運用するのかというのが今の課題なので、しばらくは積極的にカードを出して行こうと思っています。もちろん、競技規則無視で乱発というわけではなく、競技規則に則って「ジュニアだから」という忖度はあまりしないというレベルでです。

今回の反省点は「警告の警告」をどっかでやっていたらと良かったという事です。まあ、それも出してみないと反省できないんで色々と波風は立つんでしょうけど、めげずにやっていこうと思います。

 

ちなみに、練習試合とかカップ戦なんかだと別にイエローカードを出してもメモらなくてもいいかも知れませんけど、公式戦はちゃんと報告しないといけないんで「背番号・時間・警告理由」が必要です。私は時間を付け忘れていました。ただ、終了1分前って時計をみたんでよかったんですけど、試合途中だったら忘れてしまうんできっちり時間も記入しましょう。

 

これまでに出したイエローカードは2回。

いずれもハンドの反則で、1回はキーパーが北陸に遠征した時で、キーパーがPAから飛び出してボールをクリアしたけどあまり飛ばなくて、そのボールを奪った攻撃側がシュート、それほど勢いがあるわけではないけど、キーパーの横を抜けようとしたボールをキーパーがPAの外にも関わらず手でストップ。本来であれば決定的な得点機会の阻止(故意のハンド)でレッドカード。今なら迷いなくレッドカードを出せると思うんですけど、その時はまだカードを出せるだけの技量がなかったのでイエローカードを出せただけでもOKかと思います。

ちなみにイエローカードを出したGKは別の試合でもPAを飛び出してタックルしたけどちゃんとタックルできずに攻撃側の選手が倒れこんだ自分の横を通り抜けようとした所を手でストップ。これもレッド相当かと思いましたが、この試合の審判はハンドの反則のみでカードはなし。結構みれている審判だと思っていましたけどそれでもカードは出せないんかという感じでした。

 

2回目はこれもPAギリギリにボールが転がってきて、GKが飛び出してボールをキャッチ。でも、飛び出した勢いでボールを持ったままPAの外に飛び出してしまった。悪気はないんだろうけど、イエローカード

この時は相手チームが「イエローカード初めて見た」ってちょっと感動してました。

 

 

第12条 ファウルと不正行為(競技規則(2018/19)より抜粋)

 

警告となる反則
競技者は、次の場合警告される:
・ プレーの再開を遅らせる。

 

退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる:
・ 意図的にボールを手または腕で扱い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分たちのペナルティーエリア内にいるゴールキーパーを除く)。

 

得点、または、決定的な得点の機会の阻止
競技者が、意図的にボールを手や腕で扱う反則により、相手チームの得点、または、決定的な得点の機会を阻止した場合、反則が起きた場所にかかわらず、その競技者は退場を命じられる。
競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、または、ボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を犯した競技者は退場させられなければならない。
競技者、退場となった競技者、交代要員または交代して退いた競技者が主審から必要な承認を得ることなく競技のフィールドに入り、プレーまたは相手競技者を妨害し、相手チームの得点あるいは決定的な得点の機会を阻止した場合、退場の対象となる反則を犯したことになる。
次の状況を考慮に入れなければならない:
・ 反則とゴールとの距離
・ プレーの方向
・ ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性
・ 守備側競技者の位置と数