そり立つ壁(アドバンテージについて1)

 2018年4月から審判をやり始めて、期間でいうと8ヶ月、試合数では公式戦、練習試合やカップ戦で約100試合以上(そのうち8割くらいは前後半どちらかだけ)審判をしてきました。色々と失敗もしながらそれなりに成長してきたかなと思うんですけど、アドバンテージだけは中々ちゃんと取れていませんでした。

 

 最近になって一応アドバンテージは取れるようになっては来たんですけど、下記のアドバンテージの手順の5(選手及びベンチへのシグナル)が出来ませんでした。 

それが、先日の練習試合で初めて自分で納得のいくアドバンテージをとる事が出来ました。

 

センターライン付近でハンドがあったんですけど、その時には周りを見渡して攻撃側が有利な状況だと判断して、笛を吹かずに片手を前方に伸ばすジェスチャーも出来ました。その後すぐに守備側(ハンドをしたチーム)がボールを奪ったんでアドバンテージをとって笛を吹きました。

選手(ジュニア)にとってみたら、アドバンテージというのは理解できてなくて、「なんでここで笛吹くんや」って雰囲気になってましたけど、私としては会心のジャッジで一人で満足してました。

やっと、きちんとアドバンテージをとれたんで 今後も常にできるようにしていきたいですね。

 

アドバンテージの手順

  1. 反則(ファウルやハンドなど)の発生
  2. 状況の確認(反則が起こった場所やボール・プレーヤーの位置など)
  3. 反則された側が有利な状態かどうかの判断
  4. 笛を吹かない事を決定
  5. 「プレーオン」という宣言とゼスチャー(両手あるいは片手を前方に伸ばす)
  6. その後、反則された側の攻撃がすぐに途切れた場合(数秒以内)はアドバンテージを採用することを決定
  7. 笛を吹く

 

競技規則第5条 主審(一部抜粋)

アドバンテージ
・ 反則があり、反則をしていないチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを継続させる。しかし、予期したアドバンテージがそのとき、または、数秒以内に実現しなかった場合、その反則を罰する。