感想:鴻上尚史さんの人生相談について

dot.asahi.com

 

この相談、上っ面だけ良いこと言ったりするのではなく、相談者の立場にたって、長い目でみて一番いいのはどうする事なのか、問題を先送りするとどうなるのかをきっちり明示した上で、一番良い選択肢を提示されているのではないかと思いました。

(決して楽ではなく、むしろ場合によっては家族(親)と揉める可能性もあるという意味では非常に厳しい選択ではありますが)

 

40歳を過ぎると誰でも多かれ少なかれ家族の問題が色々と浮上して来ます。私(私の周りを含めて)も、身近で色々な話を聞きますが、外野(親戚や面倒を見ない遠方に住んでいる兄弟など)は責任も取らないくせに聞こえだけはいいようなことを言ったりします(例えば「施設に入れるのはかわいそう」だとか、「できる限りのことを」って延命治療をさせたり)。

でも、その判断によって、何年も大変な思い(介護であったり看病であったり)をするのは誰なのかを考えて、責任を取らない者には発言させてはならない(発言させても決定させてはいけない)、その為には場合によっては家族親族とはいえ戦うことも辞さない覚悟が必要ではないでしょうか。

 

ちなみに、私は親であろうが年上であろうが発言を遠慮するという事は一切ありません。数年前も祖母の葬式で母親と伯母を一喝して周りにいた親戚をドン引きさせてしまいまいた。

 

あと、結構「あるある」なんですけど、自分の身の回りの世話をしてくれている同居している子供や孫よりも、たまにしか帰ってこない遠方の子供や孫の方がかわいくてそちらに対してお金や物を与えたりするのってなぜか多いですよね。