ポタリング 平等院を目指して

今日の川柳:「十円に 描かれたお寺 平等院

 

木曜日(11月29日)にロードバイクポタリング

自宅~桂川のサイクリングコース~伏見~平等院というコース。距離は大体60キロくらいかな。

 

途中の伏見で、寺田屋や酒造なんかを写真にとったりしました。

伏見って普段あまり行くことがないので、道に詳しくないんですけど、昔の城下町だったんで道が複雑で車で行くと場合によっては悲惨なことになります。ナビなんてまだなかった時に三重県で仕事をしていて、亀山市(シャープの亀山モデルで有名)でよく道に迷って、城下町は車でいくもんじゃないと思ったのは今でも憶えています。

 

平等院は中に入ろうかと思ったんですけど、中に入るには600円するんで「もったいないな」と思って、外からちょっと見ただけで帰りました(もともと、自転車でトレーニングが目的で平等院が見たかったけではないので)。

 

ポタリングって言葉って、最近になって知ったんですけど、昔からみんな使ってたんだろうか?3年前くらいまでは、自転車雑誌もたまに買ったり本屋で立ち読みしたりしてたんですけ、知りませんでした。

 

ポタリング - Wikipedia

 

 

 

Jリーグジャッジ リプレイ #10

 毎週火曜日更新のはずが、今週は水曜日。

 

Youtubeのアクセス数が#9や#8は5万件前後なのに、#10は水曜日に更新されてまだ2日しかたっていないにも関わらず、アクセス数が19万件(約4倍)。残念ながら悪い意味で世間の注目度が高い試合となってしまいました。

 

どんな内容なのかは色んなサイトだったり動画だったり検索すれば一杯出てくるんで興味があればどうぞ。

 

問題となった点:アディショナルタイム(以下AT)4分と表示されたのに実際に試合終了したのは90分+18分超。

 

ATが長くなった原因: ATに入ってから、1つ目の負傷退場(下記の1)の時点で3分経過していたんで、残りのATは1分から2分。それが、審判が勘違いして1の試合中断の時間(4分)をATに加算したため、全部でATが8分~10分(4分~4分59秒×2)になってしまう。そこに、二つ目の負傷退場やカードなんかもあって、終了時間がAT18分40秒になってしまった。

 

ATに入ってからの出来事(下記のサイトから抜粋)

  1. AT 3分19秒 負傷退場(約4分試合中断)
  2. AT 8分51秒 負傷退場(約3分試合中断)
  3. AT13分30秒 CKから清水のGKの得点。1点入って3-3の同点に
  4. AT14分43秒 ウェリントンのファウル(タックル)でイエローカード(1枚目)ベンチや関係者も含めたみあいが発生して警備員が制止する
  5. AT17分20秒 ウェリントンが執拗な抗議で2枚目のイエローカード。レッドカードで退場。ウェリントンは止めに入った清水GKを投げ飛ばす。
  6. AT18分40秒 終了終了。納得のいかない両チームが乱闘寸前に。

 

 Jリーグジャッジでみた感じでも、最後の方は選手もベンチもカオス状態の雰囲気が伝わってくる。スタジアムで観戦していたらちょっと怖かったんじゃないだろうか。これって、海外のファンがヤバイ国だったら暴動が起きていても不思議じゃない状態だと思う。

 

  ATに入ってから、ファウルの見過ごしが結構あったりしたことも問題だが、ATをちゃんととっていたら、2~6の出来事は無かった訳で、審判団としてきっちり時間をマネジメントできなかった責任があるのだと思う(主審の責任が大きいのは間違いないが)。

 

副審や第4の審判員がどっかのタイミングで強く指摘しないといけなかったと思うけど、彼らも、「もう終わるだろう」→「さすがにもう終わるだろう」って、ずっと考えていたんでしょうか?

  

【時系列検証】清水vs神戸で乱闘騒動、「後半AT19分間」の真相――何が起きていたのか? | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

 

www.goal.com

 

www.youtube.com

 

競技規則(2018-19)の用語集より

 アディショナルタイム(Additional time)
競技者の交代、負傷、懲戒処置、得点の喜びなどにより「空費された」分を試合の前半、後半の終了時に延長する時間のこと。

 

競技規則 第7条 試合時間(一部抜粋)

3. 空費された時間の追加
主審は、以下のように前半、後半に空費されたすべての時間を追加する:
・ 競技者の交代
・ 負傷した競技者の負傷の程度の判断や競技のフィールドからの退出
・ 時間の浪費
・ 懲戒の罰則
・ 競技会規定で認められる、飲水(1分間を超えてはならない)やその他医療上の理由による停止
・ VAR のチェックやレビューに関わる遅延
・ プレーの再開を著しく遅らせる行為(例えば、得点の喜び)を含む、その他の理由
第4 の審判員は、前半、後半の最後に、主審によって決定された最小限のアディショナルタイムを表示する。主審はアディショナルタイムを増やすことはできるが減らすことはできない。

4級の笛吹き男

「秋空や 土にしみ入る 笛の音」

 

昔、家にあったグリム童話で「ハーメルンの笛吹き男」を読んだ記憶があります。彼がどんな笛を吹いて、ねずみを連れていったのかは知りませんけど、サッカーの審判は笛の音が弱いと、選手・ベンチ・観客がついてきません(リスペクトされません)。

「ヒョロロー」みたいな音だと、ジュニアであっても、強いチームの選手なんかはその音で審判の力量を判断して、判定に対して不満のある態度をとったりしますからね。

審判をやり始めた頃は笛を吹くと言う事に必死で、音の強さなんて気にする事が出来なくて、選手からなんとなく「この審判、全然やな」みたいな屈辱的な態度をとられて、「何で小学生のガキになめられなあかんねん」と思いながらも、自分の審判の技量がないから仕方ないと我慢してましたけど、最近はわりと強く吹けるようになって来たので、心なしか選手に不満ありげな態度を取られることも減って来ました。

 

自分の笛の音に自信が無い場合は、自分が審判をしているのをビデオでみると、どんな音で笛を吹いているのか客観的に見れていいですよ。

それが無理な場合は、河川敷とかのように周りに迷惑がかからない所で、どんな風に吹いたらどんな音が出るのか練習してみるのもいいですよ。

 

まあ、うちの場合、私が審判しているのをビデオに撮ったんではなく、息子のサッカーの試合を嫁がビデオに撮っていて、そこに審判している私が映っているだけなんですけどね。

そり立つ壁(アドバンテージについて2)

そり立つ壁(アドバンテージについて1) - 渦の中で

 

引き続いて、アドバンテージについてです。

審判をやり始めて大きな壁になるのが、アドバンテージをとる事かなと思います。私の勝手な見解ですけど、ちゃんとアドバンテージを取れるのであれば、3級審判になれるだけの技量はあるんじゃないかと思います。

 

審判のレベル(私の勝手な見解)

  1. 反則(オフサイド、ファウル、ハンド等)が起こったことが認識できない
  2. 反則が起こった事は認識できるが、笛が吹けない(頭ではわかっているけどそれれが行動に移せない)
  3. .反則が起こった事が認識できて、笛が吹ける(ただし、周りの状況は把握できていない)
  4. 反則が起こった事が認識できて、周りの状況も認識した上で笛を吹くかどうかの判断ができる

もちろん常に1(反則がとれない)という人はいないと思うんですけど、上級者になるほど4のジャッジが出来て、レベルが低い審判ほど1~3が多いんだと思います。

 

 

プロの審判とかだったら、2とか3というのは無くて、ほとんどは4なんでしょうけど、たまに反則が発生した時の位置取りが悪くて(距離が遠い、他の選手で見えないなど)、1(反則が起こった事が認識できない)になってしまって、それがいわゆる誤審になってしまうのかなと思います。

 

私の経験でいえば、審判をやり始めた時は、2になってしまうことが結構多くて、「あっ、オフサイド」って思ったとしてもすぐに笛が吹けずに、そうこうしている間にプレイは進んでしまって、今更吹く事が出来ないという事が1試合の中で何度もあったりしました。

どうすればそういった事がなくなるかというと、根本的には審判の数をこなすことで反射的に笛が吹けるようになるという事だと思いますけど、それはすぐに出来るようにはならないです。

そこで、一つコツとしては、反則があってもすぐに 笛を吹こうとしない事で、逆に少し間をおいて笛を吹くくらいの気持ちの余裕を持っておけば、笛を吹くのが遅れたからといって笛が吹けないというのはが減るんじゃないかと思います。

その延長として、反則が起こった場合にすぐに笛を吹かずに周りの状況を確認してアドバンテージをとれる事につながっていくんではないかと思います。

 

そり立つ壁(アドバンテージについて1)

 2018年4月から審判をやり始めて、期間でいうと8ヶ月、試合数では公式戦、練習試合やカップ戦で約100試合以上(そのうち8割くらいは前後半どちらかだけ)審判をしてきました。色々と失敗もしながらそれなりに成長してきたかなと思うんですけど、アドバンテージだけは中々ちゃんと取れていませんでした。

 

 最近になって一応アドバンテージは取れるようになっては来たんですけど、下記のアドバンテージの手順の5(選手及びベンチへのシグナル)が出来ませんでした。 

それが、先日の練習試合で初めて自分で納得のいくアドバンテージをとる事が出来ました。

 

センターライン付近でハンドがあったんですけど、その時には周りを見渡して攻撃側が有利な状況だと判断して、笛を吹かずに片手を前方に伸ばすジェスチャーも出来ました。その後すぐに守備側(ハンドをしたチーム)がボールを奪ったんでアドバンテージをとって笛を吹きました。

選手(ジュニア)にとってみたら、アドバンテージというのは理解できてなくて、「なんでここで笛吹くんや」って雰囲気になってましたけど、私としては会心のジャッジで一人で満足してました。

やっと、きちんとアドバンテージをとれたんで 今後も常にできるようにしていきたいですね。

 

アドバンテージの手順

  1. 反則(ファウルやハンドなど)の発生
  2. 状況の確認(反則が起こった場所やボール・プレーヤーの位置など)
  3. 反則された側が有利な状態かどうかの判断
  4. 笛を吹かない事を決定
  5. 「プレーオン」という宣言とゼスチャー(両手あるいは片手を前方に伸ばす)
  6. その後、反則された側の攻撃がすぐに途切れた場合(数秒以内)はアドバンテージを採用することを決定
  7. 笛を吹く

 

競技規則第5条 主審(一部抜粋)

アドバンテージ
・ 反則があり、反則をしていないチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを継続させる。しかし、予期したアドバンテージがそのとき、または、数秒以内に実現しなかった場合、その反則を罰する。

 

 

バラエティ番組のクイズかよ

ZOZOがゴルフのスポンサーになるみたいですけど、優勝賞金が2億円みたいですね(賞金総額11億円)。

 

大体賞金王になるのが1億5,000万円~2億円くらいなんで、これ1発勝てば賞金王ほぼ確実というくらいな金額ですね。

よく、バラエティ番組とかで正解したら10Pとかってやっていて、最後の問題は1,000Pとかってそれ1問だけポイントが桁違いで「今までのクイズは何だったんだよ」みたいなのがありますけど、そんな感じですよね。

まあ、賞金が多いのは喜ばしいことなんでしょうけど、本当に悩ましいところでしょうね。

 

でも、競艇や競輪も最後のレースだけ賞金が桁違いでほぼそれで賞金王が決まってしまうみたいですけどね。

 

賞金王決定戦競走 - Wikipedia

KEIRINグランプリ - Wikipedia

 

headlines.yahoo.co.jp

止め際が肝心

サッカーの審判をしていると、選手が怪我をしたりして試合を止める必要があります。

第4種(ジュニア)の場合は、(特に低学年になればなるほど)怪我の程度によらずに少しの痛みでも泣いたりする子もいるし、顔面にボールが当たって泣いたりすることもあるので、止めないといけない頻度は多いと思います(4種以外の審判をしたことがないので勝手な思い込みかもしれませんけど)。

 

Jリーグの試合を見ていたりすると、選手がうずくまったままだったりしたら、ボールを持った選手がすぐにボールをタッチラインに出したりしますが、これってジュニアの試合では中々出来ないです。ベンチ(コーチ)が「ボール出して」と言っても、何をしていいのか理解できない子供も多いので、ジュニアの試合で選手が自主的にタッチラインにボールを出すというのはほとんど期待できません。

 

子供が倒れているのをみたら、出来るだけ試合に影響のなさそうな時(どちらかのチームが確実にボールを保持している状態で、得点チャンスなどでない状態)に笛を吹いて試合を止めるのが一番いい方法だと思います。

 

それで、止めた後の試合再開はドロップボールで再開になるんですが、競技規則(下記参照)では誰でも参加できるし、審判はそれに対して指示できないとなっているんですけど、これもプロだったら、再開する位置などによって、ボールを保持していたチームだけドロップボールに参加したり、ボールを保持していなかったチームがドロップボールしたボールを相手チームに返したりするんですけど、ジュニアではこんな事も難しいです。

 

私が今までいくつか失敗を経験して、現時点で思うのは、ボールを持っていたチームの選手だけドロップボールに参加させるのが変なトラブルが無く試合再開できるかなと思います。今まで何回かこの方法でやりましたが、さも当たり前という雰囲気で始めれば、相手チームの選手が寄って来ることはありませんでした。もし、寄って来た場合は軽く説明しないといけないかなと思いますけど(本来であればそれはルール違反なんでしょうけど)。

一番重要なのは、再開によってどちらかのチームに不利があってそれが得点につながるという事がないようにすることなんで、選手が倒れていてもすぐに止めるんではなく、止めるタイミング(ボールが落ち着いている時&ゴールに近くない場所)を見極めるのが大事かなと思います。

  

私の失敗例(いずれも選手がうずくまっていて試合を止めたケース)

  • ドロップボールで再開する時に、息子(ボールを保持していなかったチーム)だけ参加させてドロップボールしたボールを相手チームにパスさせたんですが、相手チームの選手が初めての経験で事態を飲み込めておらずに、ゴールキーパーにバックパスしてしまい、そのままキーパーがそのボールを手でつかんでしまった。本来ならバックパスなんですが、そのまま反則を取らずにプレーを続行させました。
  • タッチライン際(2~3m位)だったので、ボールを出すように言ったんですがボールをタッチライン上に止めてしまった(本来であれば出ていない)。笛を吹いてタッチラインから出たことにして試合を止めて、スローインから再開。

 

ジュニアではあまり関係ないかも知れませんが、下記のような 記事がありました。

意図としては、終了間際に時間稼ぎでわざとこけたりするフェアプレーを逆手にとった行為が横行している事に対する抗議(警鐘)なんだと思います。確かに勝っているチームの選手が終了間際に痛がって中々立ち上がらないのは見苦しいと感じます。時間稼ぎと思われる行為が多いので本当に痛めていたとしてもそう見えてしまいます(ワールドカップネイマールも批判されてましたけど)。

勝つための手段といえばそれまでなんでしょうけど、観客がそれに対してどう感じるかということも考えないと、サッカーファンが離れていってしまいますよね。

 

ボールは出さない。出されても返さない。 ~いつも心にリスペクト Vol.28~ | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

 

 Jリーグジャッジ リプレイ #7 - 渦の中で

ブログには書きませんでしたが、#7の中で原さんが、「選手が倒れていてもボールを出さずに攻撃するという選択をしておいて、相手側にボールがわたった瞬間に「ボール出して」って要求するというのはずるい」と発言されてました。

 

 

競技規則第8条 プレーの開始及び再開(一部抜粋)

2. ドロップボール
進め方
主審は、プレーを停止したときにボールがあった位置でボールをドロップする。ただし、ボールがゴールエリア内にあるときにプレーを停止した場合、ボールは、プレーを停止したときにボールがあった地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上でドロップされる。
ボールがグラウンドに触れたときに、ボールはインプレーとなる。
何人の競技者でもドロップボールに参加できる(ゴールキーパーを含む)。主審は誰がドロップボールに参加してよいか、また、ドロップボールの結果について指示できない。

 

 

Jリーグジャッジ リプレイ #9

今回は検証するプレイは一つだけ。

 

プレイの検証の前の小話では、平畠さんが上川さんに「気温が低くなってきたのでレフリーも走りやすくなってるんですか」って質問。「気温が低くて選手も走りやすくなっているし、プレーがあまり止まらない試合だとレフリーも休める時がなくて大変」という事でした。

確かに選手と同じグラウンド(環境)で審判するので、審判が動きやすい条件(気温や湿度、天候)の時は選手も動きやすいので選手の動きも激しくなって大変だし、夏の猛暑などで選手がへばって動けなくなるような劣悪な条件の中では、審判だってへばってしまうだろうし、結局はどの試合でも、その時の条件の中で選手はMAXの動きをするので、審判もそれに合わせて動く必要があるので、楽な試合などないということでしょうね。

 

今回のプレイ(J2 第42節)

 町田対東京V(88分)  東京Vのカウンターアタック 東京Vの4番が町田の23番に倒される

 

プレーの内容:町田がゴール前にクロスを放り込む。東京Vがはじき返して、左サイドからカウンター。パス交換して4番香川選手が抜け出す。振り切られる大ピンチになるので、町田の23番酒井選手が完全にファウル覚悟で体をぶつけにいって香川選手を止める。審判のジャッジは「ファウル+イエローカード

 

東京Vの選手・スタッフが抗議して(出されたカードの色に対して)、東京Vの通訳が退席させられる。

 

争点は出されたカードがイエローかレッドか。このプレーでレッドになるかどうかの条件および上川さんの見解は下記の通り。

  1. 決定的な得点機会の阻止に当たるのか
  2. 体をぶつけた行為が著しく不正なプレーにあたるのか

1に当たるのかどうか:確かに抜け出せば得点のチャンスではあった。ただし、サイドラインに近い位置であり、そのまま縦に抜けようとしていた事と中央の守備側の位置や人数を考えると決定的な得点機会とまでは言えない。

 

2に当たるのかどうか:酒井選手(守備側)は明らかにボールではなく香川選手の体を止めようとしてチャージしているが、過剰な力というまでのプレーではない。香川選手のお腹の辺りに手をかけているが、それほど力をかけて当たっているわけではない。手を顔などに当てていたらレッドの可能性もあったが、著しく不正なプレーとまでは言えない。

 原さんもイエローが妥当という意見。4級審判の私も同じ意見です。

 

上川さんから、このプレーの際の審判の動きにも言及があったんですが、カウンターになったらすぐに走り出し、試合終了間際にも関わらず走るスピードも落ちておらず、反則が起こった際の位置取りもよく、また、反則が起こった際に中央の状況(守備側・攻撃側の選手の人数や位置)を確認して状況を把握して、決定的な得点機会かどうか判断しており、「審判の動きがすばらしい」と賞賛されていました。

 

参考情報

退場になる条件(競技規則そのままではなく、私がざっくりとまとめたもの)

  1. 得点または決定的な得点機会の阻止(ハンドやファウルで)
  2. 危険なプレー(後ろからタックルなど)
  3. プレーとは関係ない乱暴な行為(殴ったり、つばを吐いたりなど)
  4. 1試合で2枚目のイエロー
  5. ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る VAR絡みで今年からこんなのも追加されてます

 

 

www.youtube.com

 

 

VARの導入について

Jリーグジャッジ リプレイ #6 - 渦の中で

このブログで書きましたけど、「#5-1&#5-2」で上川さんが休んでいたのがFIFAの本部でVARについて勉強か会議か研修かそんな感じだったみたいなんですけど、このVARってこの前のワールドカップでも何回も登場してたんで、知名度も非常に高いと思います(今だったらサッカーファン以外の知名度も高いと思うんですけど、どうせ2~3年も経てば「何それ」ってなるんでしょうけどね)。

 

それで、このVARやGLTって導入すれば得点に絡む(試合を左右するような)誤審は間違いなく減るんでしょうけど、何がネックになるかって導入費用ですよね。ネットで調べた情報では、Jリーグで導入すると年間コスト1億円かかるとか(GLTは2000~3000万円とか)。

 

野球では、アメリカのMLBでチャレンジ制度というビデオ判定の導入にリーグ全体で30億円程度の費用がかかったようですが、日本のプロ野球の場合、リクエスト制度といって、テレビ中継の映像を利用するというやり方で、既存の施設を利用することで高額な導入費用をかける事無く、そこそこの精度でジャッジできてるようですね(誤審を減らせている)。

 

Jリーグも費用がネックになるんだったら、同じようにテレビ中継の映像を利用したらいいんじゃないかと思っていたんですけど、「2018-19」の競技規則の中にガッツリと「VARの手順」という記載があるので、日本のプロ野球のようにテレビ中継の使いまわしで簡易的なVARを導入するのって無理っぽいですね。

 

 

サッカーの審判補助システム - Wikipedia

ビデオ・アシスタント・レフェリー - Wikipedia

ゴールライン・テクノロジー - Wikipedia

 

ホークアイ (審判補助システム) - Wikipedia

 

 

野球のビデオ判定 - Wikipedia

 

ある意味すごいプレー

随分前の話ですが、8月に関西の強豪チームが集まったカップ戦に参加した時の話です。

あるチームと対戦したんですけど、そのチームはどの世代でも結構汚いプレー(ユニフォームを引っ張ったり足を蹴ったりなど、激しいというより荒いプレー)をする事で有名なチームで、私が審判をやり始めた時(2018年4月)に一度対戦したんですが、その時も汚いプレーをしてました。その時は私も今より全然未熟だったので、ファウルと思っても笛が吹けなかったりで全然試合をコントロール出来ませんでした。

 

試合は相互審(対戦チーム同士で前後半で審判を交代)で私が後半の審判を担当したんですけど、その時は汚いプレーをするチームという情報を持っていたのと、審判も結構こなして4月より能力的にも上がってたんで、ファウルを取ることでそんなに荒れないようには出来ました。とはいっても練習試合なんで勝ち負けよりも自分の息子のチームがそういう汚いプレーをするチームであっても対応できるようにという事で、本来ならファウルと思うプレーでも多少は目をつぶって流していました。後からチームの子供が「もっとファウルとってよ」って私に文句いってましたけど、「そういうチームにも対処しろ」って言いました。

 

それで、前置きが長くなりましたが、相手チームが審判をしていた前半にうちのチームがPKを取られて決められてしまったんですけど、そのプレーについてです。

プレーの内容は、ゴールエリアの少し外のゴールライン際で、相手チームの選手がゴールに背を向けた状態。うちの息子ともう一人の選手がマークしていて、その選手がゴールから遠ざかる動きをしている中で3人がもつれ合って転倒してPKを取られました。

ベンチ側からはそのプレーが見えたんですけど、転倒につながるような押したり引っ掛けたりする行為はなかったようにみえたので、私もうちのコーチも「今のPKか?」って首をかしげるジャッジだったんですが、審判からすると背中しか見えない状態で、守備側選手二人と攻撃側選手一人が転倒したので挟み込んで転倒させたという判断だったのかなと思いました。気になって試合の後に息子に聞いたら、「相手が自分のユニフォームを引っ張りながら自らこけたので、引きずられてこけた」という事でした。

 

何で今頃この話かというと、その時は検証する事も出来ないので「エリア内ではPK取られるからディフェンスする時は気をつけないといけない」と言っただけでしたが、先日、ビデオを撮影していた保護者の方からDVDにコピーしてもらったので、そのプレーを確認したら、びっくりしました。

 

息子ともう一人の選手がマークについていたんですけど、攻撃側の選手が守備側の選手二人(息子ともう一人)のユニフォームを掴んで自分から倒れることで、二人が引きづられて転倒するシーンが映っていました(他の選手が邪魔で全体は確認できませんでしたが、ユニフォームを掴んでいるのははっきりわかりました)。

衝撃的なプレーでPKを取られたことで息子ともう一人の選手はあっけにとられて、今までに見たことがないような「キョトン」とした顔で起こった事が理解できずに立ち上がることもできないシーンが映っていて、私にはその二人の反応が衝撃でした。

 

今回のプレーは怪我につながるようなプレーではなかったですが、相手を掴んだまま引きずり倒すというプレイは場合によっては怪我にもつながりかねないので、審判にはそんなプレーはきっちり反則をとって欲しいと思います。

ジュニアと思って舐めていたらえらい目にあいますね。