Jリーグジャッジ リプレイ #知ってるつもり?!VAR編 その2

 

Jリーグジャッジ リプレイ #知ってるつもり?!VAR編 その1 - 渦の中で

 

引き続きVARについて 

Jリーグインターナショナルユースカップ

横浜FM(青) 対 新潟(白)

 

プレイの概要:新潟陣内PAの少し外側、ほぼ中央で横浜の攻撃。新潟がボールを奪う。その際に横浜の選手が転倒するがノーファウル(①)。新潟の選手がボールを大きく蹴り出す。新潟側の選手1名と横浜の選手2名(区別するためにAとBとします)。そのボールを横浜のA選手と新潟の選手が競り合って新潟の選手がボールを保持。競り合う中で新潟の選手が横浜のA選手を後ろ側から押さえつけているがノーファウル(②)。新潟の選手がドリブルして、横浜のB選手をかわしてゴール中央にカットインしようとするが、横浜のB選手が進路を妨害してファウル。PAの少し外からFK(③)。

 

争点:③のファウルがDOGSO(決定機の阻止)にあたるかどうか。

ただし、それだけでなく②がファウルなのかどうかというのもあるんだけど、それについては第4審が「その前のプレイも・・・」って言及してましたけど、オペレーションルームと主審の会話では②のプレイについては何も触れず(映像がカットされているかもしれませんが)。

 

登場人物:

主審 :木村博之さん(会話でキムさんって呼ばれてます)

第4審:家本政明さん

VAR:荒木友輔さん(「その1」で主審をしていた(会話の中から))

AVAR:聳城巧(たかぎたくみ)さん(YouTubeでコメントしている人によると)。多分、声からすると「その1」でVARをしていた人。「その1」で荒木さんに上からな口調で話してましたけど、今回もアシスタントVARなのにVARの荒木さんを煽っている感じ。

 

主審・第4審とVARの名前は試合結果や会話から間違いないと思います。AVARの名前は本当かどうか確認をとってませんけど、とりあえず全員プロフェッショナルレフリーなんで、日本のトップの審判の方々。

  

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会話について ()の中はは私の主観:

「その1」はVARが主審にプレッシャーをかけていた感じでしたが、「その2」はAVARがVARを煽って、主審もVARより年上みたいできちんと言う事聞きそうになくて、間に挟まれたVARがやりにくそうな感じでした。あと、取り上げたプレイが「その1」より複雑(色々な争点があって)です。

 

ファール発生

VAR:「DOGSO(決定機の阻止)なの?」 (補足:そうならレッド)

主審:「カードは出さないです」

AVAR:「DOGSOだったら見た方がいいよ(煽りぎみ)」

AVAR:「カード出さないって言ってるよ(煽りぎみ)」

VAR:「レコメンドします オンフィールドレビュー」

(この発言を2回言ってます。これって、ビデオ見ろって意味で言ってるのかもしれませんけど、言い方が弱いんで軽く無視されてます)

VAR:「キムさんちょっと待ってくださいね」(無視されて淡々とプレイ再開しようとしているからか?)

主審:「(FKの)セットだけするよ」(VARのいう事きかずに進めようとする)

VAR:「キムさん、何を判断してノーカードにしてます?」

主審:「基本でないですよ、そこはね(キリッ)」

主審:「ファールした選手の後ろに青の選手がいた」

AVAR:「フリーキック始められるけど(煽り)」

VAR:「キムさん、オンフィールドレビューを勧めます」

ビデオ確認のジェスチャーをしてやっと確認に動く審判。

第4審:「その前の接触も・・・」と発言しているけどそこは何もなし。

 

結果

主審の判定 :「ファウルでFK(カード無し)」

ビデオ確認後:「ファウルでFK + イエローカード

 

DOGSO(決定機の阻止)ではなく、大きなチャンスを阻止したということでの警告かなと思います。相手選手がすぐ後ろにいたのと、まだゴールからは少し遠いという判断なのかなと思います。ただし、その前のプレーは完全にファウルだと思うんでそのファウルをとればFKも取り消しとなるんですけど、ひとつ前のプレーまでさかのぼるのは「全然見てへんやん」となるので抵抗感があるんですかね?

 

今回の判定、ひとつ前の反則を取ってないというのは置いておいて、この反則に関してはDOGSOをとるかどうかは微妙かもですね。扇谷さんも判定結果に対してはちゃんと言及されてませんでしたので、判定は妥当なんですかね。

 

横浜FMvs新潟の試合結果・データ(Jリーグインターナショナルユースカップ:2018年12月20日):Jリーグ.jp

 

第12条 ファウルと不正行為(一部抜粋)

反スポーツ的行為に対する警告

・ 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止するためにファウルを犯す。

 

Jリーグジャッジ リプレイ #知ってるつもり?!VAR編 その1

今年初めてのJリーグジャッジリプレイです。

冒頭で原博実さんが「この番組、今年もあってよかったね」って言ってましたけど、今年もぜひ続けてほしいです。今回は上川さんに代わって扇谷健司(JFAトップレフリーグループ グループマネージャー)さんが出演。きちんと紹介されてませんでしたけど、今年は上川さんに代わって扇谷さんがレギュラーメンバーになるみたいです。

 

今回はVARについて

Jリーグでは今季下記の14試合でVARを導入する予定みたいです。原さんの話では、強引に導入した韓国や中国がそのせいで逆に大混乱したり、昨年導入したドイツでも導入当初は結構混乱したようなので、一気に導入ではなく少しずつ導入していく事になるみたいです。ただし、Jリーグ(J1)全試合に導入となると5億円ほどかかるようなので、そこにお金を使うのがいいのかそれとも育成や環境などに投資するのかなどは検討していくようです。

 あと、お金の問題だけではなくて、運用できる人員の養成が追い付かないという人の問題もあるようなので、導入する試合を増やすと同時に次の人員も養成していかないといけないようです。

ちなみに、扇谷さん曰く、VARをする資格があるのはトップリーグの審判だけなので、そもそもVARになれる資格を持つ人が少ないし(広く見積もっても1級審判で約200人)、簡単には増やせないですよね。まあ、引退したトップリーグの審判もできるという事なのでそういった人になってもらえれば多少は人の問題も解決できるでしょうけど。

 

気になったのは、「VARはトップリーグの経験が・・・」という話でしたけど、AVAR(アシスタントVAR)やリプレーオペレーター(RO)がどの程度の審判経験がいるのかという話はなかったので、そこはどうなのかも気になりました。

例えば、AVARはトップリーグの経験がなくてもこれからトップリーグの審判を目指す人(1級になり立てや有望な2級審判)もできるようになれば人の問題はかなり解決できるでしょうし、AVARの経験をこなした人がトップリーグの審判になれば、VARも直ぐにできるようになるかなと思いますけど。

まさかのROまでトップリーグの経験がいるとなれば全然人が足りないと思うんですけど、ROに審判経験はいるんでしょうかね?もし、今後VARがどんどん導入されて、「多少の審判経験があればROになれる」とかになれば、やってみたい気もします(まあ、無理でしょうけど)。

 

今季(2019年度)VAR導入予定の試合

ルヴァンカップ プライムステージ全13試合(準々決勝・準決勝・決勝)

・J1参入プレーオフ1試合(決定戦)

 

 

今国内でもユースなどの大会でテストで導入しているみたいで、その中からVARが関わったプレイと、その時の主審(たまに第4の審判)とビデオオペレーションルーム(VOR)のやり取り(会話)が紹介されていて、特にレフリー同士の会話が非常に興味深かったです。

 

2018年J リーグインターナショナルユースカップ

ウルヴァーハンプトンFC対浦項スティーラーズ

 

プレイの概要:中央からスルーパス。FWが完全に抜け出したが、PAの少し中で後ろからDFが腕をつかみながら足もひっかけて倒す。

審判のジャッジはファウルでPK+イエローカード

 

争点:ファウルがあったのがPAの中か外か。カードの妥当性。

 

結果

主審の判定 :「ファウルでPK + イエローカード

ビデオ確認後:変更なし

 

 

主審は「決定機の阻止があったが、PKなのでイエローカード」という判断なんでしょうけど、腕をつかんで倒した(引きずり倒したという表現の方があっているかも)のがレッドカードに該当するのじゃないかということで、VARはビデオ確認(オンフィールドレビュー)を勧めました。あと、反則がPAの中外どちらで発生したのかも映像で確認されてましたけど、こちらに関しては、PA内という事で特に争点にはならず。

 

会話

VAR:「アラキ(主審を呼び捨て)、オンフィールドレビューを勧める」(言い方が上から(先輩のような口調))

主審 :「はい、わかりました」(後輩口調)

(映像を確認)

主審 :「イエローで。」

VAR:「イエローでいい?」

主審    :「はい」

ちょっと間があく。

VAR:「OK、はい、分かった」

 

多分、VARはレッドと思っていたのが、主審の判断がイエローだったんで、納得していないのが会話から伝わってきます。

扇谷さんもレッドという認識をされてましたし、私も掴んで引きずり倒したのは悪質なんでレッドじゃないかなと思うんですけど、主審はどう考えてジャッジしたんでしょうね。

 

追加補足:試合結果をみると、このPKが発生したのは68分(後半23分)で2-2の同点の状態。PKが決まって3-2になるんですけど、残り時間がまだある中で、負けているチームが一人退場という試合がほぼ終わってしまう状況を作ってしまうのがレッドカードが出せなかった要因だったのかなとも思ってしまいます。

 

ウルヴズvs浦項の試合結果・データ(Jリーグインターナショナルユースカップ:2018年12月23日):Jリーグ.jp

 

ちなみに、この時の主審は荒木友輔さん。主審10人副審4人しかいないプロフェッショナルレフリーの一人ということで、日本トップクラスの審判です。

 

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主審とVARの会話を初めて聞きましたけど、思った以上に大変そうですね。一瞬もプレイを見逃せない主審ほどではないでしょうけど、緊迫感が会話から伝わってきますね。

 

「VAR編その2」もあるんで、そちらも書きます。

 

m.youtube.com

 

競技規則第12条 不正行為とファウル(一部抜粋)

警告となる反則

反スポーツ的行為に対する警告

・ボールをプレーしようと試みて反則を犯し相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合

 

退場となる反則

得点、または、決定的な得点の機会の阻止

競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、または、ボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を犯した競技者は退場させられなければならない。

 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#11

概要:オフサイド

 

これっておそらくジュニアでしか起こらないというプレイだと思います。低学年だとキック力がないのでより可能性が高いかなとは思います。

 

詳細:昨年の9月ごろの試合でのプレイです。

  1. 自陣内に押し込まれているチームがボールを奪い取って前線にいるトップの選手にパス
  2. このパスがスピードがなかったので、トップの選手は自陣内に下がってボールを受ける
  3. 残念ながら、トップの選手がボールを受ける前にハーフウェイラインを少し超えて待っていたので、オフサイド

 

それで、悩んだのがオフサイド後の間接フリーキックの開始位置。自陣内に7mほど入り込んでボールを受けているので、わりとチャンス的なフリーキックになってしまうんだけど、この場合でもオフサイドにあった場所(パスを受け取った場所)から再開でいいのかどうか全く自信がなかったんですけど、そのようにしました。

 

 

あとで競技規則を確認したら「その競技者のハーフであったも反則が起きたところから・・・」と書いてあったのでたまたまですけどあってました。

「たまたま」ではダメなんですけど、次に同じことが起こった時は自信をもってジャッジできるように疑問に思ったことは競技規則を確認しないと駄目ですね。

 

競技規則 第11条 オフサイド(一部抜粋)

 

 4. 反則と罰則
オフサイドの反則があった場合、主審は、その競技者のハーフであっても反則が起きたところから行われる間接フリーキックを与える。

 

 

 

オフサイドに関して(ゴールラインから二人目の選手を突破したら)

※追加以下を加筆しました(過去の私の似た経験を紹介)

 

概要:オフサイド

詳細:守備側の二人目の選手よりもゴールライン側にいてボールを保持している時はボールの位置がオフサイドラインになるのは何故なのか?

 

先日オフサイドに関する記事を書きましたが(山なりボールで苦労した件)、その時にオフサイドに関する競技規則の条文をみていたら、たまたまある文言(言葉)を発見して、審判やり始めた時から(といっても1年ほど前ですけど)抱えていたモヤモヤが解消されました。

 

攻撃側の選手がドリブルやスルーパスで前にはキーパー(じゃなくても守備側の選手一人)しかいない状態になった時は守備側の二人目の選手ではなく、ボールがオフサイドラインになるという事。これって、うちのチームのコーチにもそう言われましたし、「Jリーグジャッジリプレイ」で上川さんもそう言っておられましたけど、何度か競技規則のオフサイドの条文をみてもイマイチなぜそうなるのかよく理解できなかったんですけど、「こういう事か」と理解できました。

  

・ 競技者の頭、胴体、または足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い場合 

 

ボールおよび後方から2人目の相手競技者」と書いてありますが、普通にプレイしている時であれば「後方から2人目の相手競技者=一番後ろのDF」がオフサイドラインと思っていれば大丈夫だと思います。

ただし、ドリブルやスルーパスなどで一番後ろのDFを突破してしまった場合、後方から二人目の競技者は反則(オフサイド)をせずに突破しているので考慮しなくていいけれども「ボールおよび・・・」とある条文のうち、「ボール」という文言だけが効力があるので、ボールがオフサイドラインになるという事なんだと思います。

 

この条文、分かりにくいなと思うのは私だけですかね?

 

※追加

ちなみに、私の審判デビュー2戦目で オフサイドに関してやらかした件はこちらに書いてあります。この時はキーパーが飛び出したため、オフサイドライン(後方から二人目)がわからなくなったんですけど、確か最後は二人目も突破してからボールより前の選手にパスしたのでそれがオフサイドだったと思います(というかあとでコーチから教えてもらったんですけど、この時のブログではそれもあまり理解してなかったような書き方ですね)

 

誰がオフサイドラインですか? - 渦の中で

 

 

Jリーグジャッジリプレイの中で2分40秒くらいから「ボールがオフサイドラインになる」っていうプレイがあります。 

m.youtube.com

競技規則 第11条 オフサイド(一部抜粋)

1. オフサイドポジション
オフサイドポジションにいることは、反則ではない。
競技者は、次の場合、オフサイドポジションにいることになる:
・ 頭、胴体、または足の一部でも、相手競技者のハーフ内にある(ハーフウェーラインを除く)、そして、
・ 競技者の頭、胴体、または足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い場合
ゴールキーパーを含むすべての競技者の手および腕は含まれない。
競技者は、次と同じレベルにいる場合はオフサイドポジションにいないことになる:
・ 後方から2 人目の相手競技者、または、
・ 最後方にいる2 人の相手競技者

 

 

アジアカップ:決勝の吉田麻也のハンドについて(カードの妥当性)

 アジアカップ:決勝の吉田麻也のハンドについて - 渦の中で

  

 

id:Jongewoudさんに指摘を受けまして、もう一度読み返してみたんですけど、内容どうこうだけでなく色々と誤字とかもあって 全体的に雑な記事でした(記事を書いた時がちょっと時間に追われていたので)。誤字などは直して一部追記しました。

 

この記事で言いたかったのは、吉田選手のプレイがハンドかどうか主審がビデオの映像を確認している時に、松木さんが「故意ではないから・・・」という発言があったので、故意じゃなかったら(競技規則では「意図的に」って言葉ですけど)ハンドにならない訳ではないですよって事でした。

 

本当に意図的(故意)というのは、キーパーが飛び出してがら空きのゴールにシュートされたのを手で防いでしまったケースくらいでしょうけど、そういったケース以外で通常のプレイ中に起こるハンドは、わざと触ったのではなく「当たってしまった」という事がほとんどだと思います。

競技規則の条文通りに理解して、「当たってしまった」(つまりわざとじゃない)のでハンドじゃないのかというとそうではなくて、手の位置が自然な位置にあるとは言えない場合はハンドをとられるという事です(手が体から離れている場合はハンドを取られてしまう可能性があるということ)。この辺はJリーグジャッジリプレイで上川さん(JFAトップレフェリーグループシニアマネジャー)がハンドについて解説されていたので私が審判する際にもそれを拠り所としています。

    

id:Jongewoudさんのコメント

>故意ではないので、「PKだけでカードなし」が妥当じゃないんでしょうか。

故意だからイエローカードなんてルールはないと思いますが。論点が違うのでは

 

 

イエローカードが出た事に関しては、試合を見ていて「ちょっと厳しくないか?」と思ったのを記事に付け足し的な感じで書いただけで、あまり真剣には考えずに書いてました。

 

指摘いただいたんで、カードの対象になるのかどうかを競技規則の懲戒処置(警告・退場)でハンドに関すると思われる部分を確認して、「Jリーグジャッジ リプレイ」の上川さんのハンドに関する解説をもう一度見てみました。

イエローカードになるとしたら、下の赤字の条文に該当するかどうかなんでしょうけど、「Jリーグジャッジ リプレイ」で上川さんが「PK+カード無し」と判断されたプレイが吉田選手のハンドと近い事象だったんですけど、エリア内で手を高く上げてボールに当たったけど、シュートではなくてパスだったからで、これがシュートだったらイエローカードの対象にもなるという事でした。おそらく吉田選手がイエローカードになったのはシュートが手に当たったからなんだと思います。

だとしたら、イエローカードは妥当という事になるんでしょうね。

でも、あのシュートがもし、吉田選手に当たらなかったとしたら、果たして大きなチャンスといえるのかと言えば、おそらくキーパーに止められていた気もするんですけど、どの程度を大きなチャンスと判断するのかって難しいですね。

 

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為(懲戒処置の中からハンドに関係しそうな条文を抜粋)

警告となる反則

・ 反スポーツ的行為を犯す。

反スポーツ的行為に対する警告

・ 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止するためにボールを手または腕で扱う。
・( その試みが成功しようとしまいと)ボールを手または腕で扱って得点をしようと試みる、あるいは、得点を阻止しようと試みて失敗する。

 

退場となる反則

 ・ 意図的にボールを手または腕で扱い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分たちのペナルティーエリア内にいるゴールキーパーを除く)。

  

 

 

 

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アジアカップ:決勝の吉田麻也のハンドについて

アジアカップ決勝は前半カタールに2点先制されましたけど、後半は日本の流れになってきて、1点取り返してこれからって時に吉田のハンドがあってPKで3点目とられましたけど、あの3点目は大きかったですね。

映像でみたら手の位置が高い位置にあるのでハンドをとられても仕方ないかなと思うんですけど、気になったのが松木さんが「手に当たってますけど故意ではないですからね」って言っていた点。

 

何度かブログで書いているんですけど、ハンドって簡単なようですごく難しい反則なんですよね。

追加:この場合はコーナーキックに対して競り合って相手選手がヘディングしたボールがあたったので、すごい短い距離からボールがきたからのでかわすことはできなかったでしょうけど、手の位置が高い(高さ的には肩くらい)事が「自然な位置に手があるとは言えない(Jリーグジャッジリプレイでハンドの検証の際に上川さんが使われていた言葉)」という事でハンドというジャッジだと思います。

 

やっぱりハンドは難しい - 渦の中で


素人     ・・・手に当たったら全部ハンド
サッカー経験者・・・故意でなければハンドンドじゃない
審判     ・・・当たった時の手の位置、ボールが飛んできた時の距離やスピードなどで判断

 

素人でも審判でも関係なくちゃんとハンドを理解している人って少ない気がします。

プロレベルの審判はそんな事はないでしょうけど、Jリーガーでも理解していないプレーヤーが結構いますからね。松木さんも理解していないですよね。

あのプレイに関しては、吉田選手の手の位置は体から離れているので、映像で検証すればプロのレフリーだったら、間違いなくハンドになると思います。

ただ、イエローカードも出ていたと思うんですけど、それはどうかと思いましたね。故意ではないので、「PKだけでカードなし」が妥当じゃないんでしょうか。


確かベトナム戦だったと思うんですけど、酒井宏樹がシュートブロックに行く時に、両腕を後ろ(背中)に隠して寄せていったシーンがあったんですけど、以前Jリージャッジリプレイで上川さんが海外ではシュートブロックする際にハンドをとられないように、手を後ろにするという話をされていた事を思い出しました。

伊達にフランスで何年もやっていないという感じで、そういうプレーが染みついているんですね。日本のプレーヤーでそういう動きをしている選手は見ない気がします。それどころか、「Jリーグジャッジ リプレイ」で紹介されていたプレイでは思いっきり腕を振り上げてスライディングにいって、ボールが手に当たってPKというシーンもあったので、そういった細かいプレイでも海外と国内のレベルの差があるんですかね。国内でもやっているのを私が気付いていないだけなら、「ごめんなさい」ですけど。

 

追加:Jリーグでも、DFがシュートブロックに行く時に手を後ろにしているシーンがありました。私が気付いていなかっただけですね。今後は、国内・海外の試合をみる際に手を後ろにしている(ハンドをとられないように工夫している)選手が国内・海外で同じぐらいなのかやっぱり海外が多いのかも気にしてみます。

 

でも、よく考えたら、プレミアで長くやっている吉田麻也アジアカップでハンド2発。一つは攻撃の際だから多めにみたとしても守備の際にあのハンド(手の位置)は軽率すぎるって事になるんでしょうか。ヨーロッパのトップリーグでのエリア内でのヘディングの際の守備側の選手の手の位置ってどうなっているのか(どうしているのか)気になりますね。

 

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為(ハンドに関する部分のみ抜粋)

1.直接フリーキック

ボールを手または腕で扱う
競技者が手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則である。
次のことを考慮しなければならない:
・ ボールの方向への手や腕の動き(ボールが手や腕の方向に動いているのではなく)
・ 相手競技者とボールの距離(予期していないボール)
・ 手や腕の位置だけで、反則とはみなさない。

 

 

ジュニアサッカージャッジ リプレイ#10

概要:オフサイド

 

色々あって久しぶりに書きます。

1月の三連休最後の成人の日(1月14日)に公式戦がありました。会場が息子のチームのホームグラウンドの小学校だったんで、うちのチームが本部運営を担当しました。

 

京都のジュニアの公式戦は主審と予備審でおこない、予備審は選手交代をみるのと、頼まれたらタッチラインをみるくらいで、基本的に座っているだけなんですけど、公式戦4試合あって全試合の予備審を本部が担当するという中々なむちゃぶりでした。

さらに、主審も1試合割り当てられていて、私は結局、予備審→主審→予備審の3試合やったんですけど、予備審は基本座っているだけとはいえ、あいだに主審を挟んでの休みなしというのは結構ハードでした。

  

それで、私が主審を担当した試合なんですけど、オフサイドで苦労しました。

対戦した両チームともに地区リーグ下位のチームだったので、正直やっているサッカーのレベルは低い試合でした。

 

レベルが低いからだと思うんですけど、前半にセンターサークル付近から、かなり山なりでスピードのないボールが前線の選手へ(パスなのかたまたま蹴ったボールがそうなったのかもわからない感じでしたけど)。

 

ボールを蹴った時点で前線の選手は完全にオフサイド。でも、山なりで遅いボールなんでパスを受け取った時にはディフェンスの選手も当然戻って来てます。

 

パスを受けた後にシュートしたらこれが見事にゴール右隅に入ってしまいました。

 

でも、残念ながらオフサイド。私が笛を吹いたのがシュートしたのと同時ぐらいだったので、攻撃側の選手は結構文句いってました。「あれのどこがオフサイドなん?」みたいに結構言われたので、私もちょっと不安になりました。

 

ちょっと気になってたので、前半終了後に本部席にいた、うちのチームのコーチに「あれってオフサイドじゃなかったですか?」って聞いたら、二人のコーチが「完全にオフサイドでしたよ」って言われたので一安心。でも、そのコーチから「もう少し早くシュートを打つ前に笛を吹いたら、よかったと思います」ってアドバイスをもらいました。

 

プレーをした(あるいは干渉した)時にオフサイドなんで、いつも笛を吹くのはどちらかというと遅い方だったんですけど、やっぱりシュートが入ってしまうとシュートした方のチームは「1点損した」っていう思いが強くなるんで、オフサイドになるプレーが直接シュートしそうな場合は早めに笛を吹いた方が選手やベンチの文句を防ぐ意味でもいいかもですね。

 

その試合は後半も山なりボールのオフサイドが結構あって、ボールに触った時点では周りを守備側の選手が囲んでいるんで、笛を吹いた瞬間は選手もベンチ(コーチ)もなんで笛を吹いたのかよくわからないという雰囲気が出てて非常にやりにくかったです。

 

ジュニアでも上級生になると、そういったプレイは少なくなると思うんですけど、低学年の場合は注意が必要ですね。

 

 

競技規則 第11条 オフサイド

(非常に長いので勝手に要約)